健康IQ ~賢く健康に生きる~

「がん」と言われた。心筋梗塞、脳梗塞を起こした。「生活習慣病」、「高血圧」、「糖尿病」を指摘された。 医師の立場から、患者になる前、患者になってから、少しでも長く健康で生きるにはどうすべきかを伝えられれば

PRESIDENT 2017年 1/2号 患者だけが知らない医者の診断のウラ側

小池仁です。

 

「2017年 1/2号 PRESIDENT 患者だけが知らない医者の診断のウラ側」

 

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その中にある医師500人にとったアンケートの一つ

「これまで読んでよかったと感じた『健康本』はありますか?」 という設問

答えは

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「ある」3.4%、「ない」96.6% という結果でした。

結果としては非常に実感に近い印象で、ただ100人に3人も「ある」というのが少し多いかな、という気もします。

また「ある」と答えた人のコメントが3件載っていましたがすべて

ダイエット関連でした。

またコメントの一つは「断食の本。実践して体重が減少した」とありますが、

断食したら、体重は減るでしょ!

 

この結果を踏まえて医師以外の人はどうするか?

この結果の理由として

「健康本の情報は当然だから」か「健康本の情報はあてにならない」かで大きく意味合いが違いますよね。ただし

健康本は医師の批判の目にさらされていない

可能性が高い、ということが言えます。

 

個人的な見解をいうと巷の健康本は玉石混合といっても、ほとんどが石です。

有害な健康本を読むぐらいなら、何も読まない方がマシとさえ思います。

ぜひ、医学リテラシーを身につけて、有害な情報に惑わされないようにしてください